な ん で も 写 真 館



「 日本三大奇橋 Bかずら橋
[写真&コメント:10期/岩田さん]      

日本三大奇橋というと、 「山梨県の猿橋」 、 「山口県の錦帯橋」 までは頭に浮かぶのですが、あとひとつがどこだろうと思っていました。調べますと諸説はあるのですが、一般的には 「徳島県のかずら橋」 のようです。最近、日本全国で唯一足を踏み入れたことのない徳島へ出張の機会があり、日本三大奇橋全てを訪問したので紹介します。
(@ 、 A に引き続き、今回は B をアップし、これでシリーズ完了。)

B
かずら橋 (2010年11月 10日撮影)
かずら橋は、他の二橋と大きく趣きが異なり、かずらと言う蔦の一種で作られた吊り橋である。他の二橋は市街地や主要道路の往来に架けられているが、ここは秘境の地で一説には、平家の落人が追ってから逃れるため、容易に橋を切り落とせるように作られたとも言われている。また、案内板によると弘法大使がこの地の人たちのために作ったとも言われている。なお、この橋は重要有形民俗文化財に指定されている代物である。


@猿橋 (2010年 6月16日撮影) ←アップ済み
A
錦帯橋 (2009年9月 9日撮影) ←アップ済み



祖谷川にかかるかずら橋。容易に橋を切り落とせるようにと言う伝説があるが、現在は、かずらの中には鋼製のワイヤーが通されており、落下しないように安全が保たれている。



この橋は、手前から向こう側への一方通行になっており、この写真の渡っている人は、間違って逆方向に渡って来たため、すぐ放送で注意されていた。

案内板  (↑:click)


橋から川面を見る。高さは14m有り高所恐怖症でなくても、やはり渡るときはビビリ気味。


秘境とは言え、平日に関わらず何人かの人が訪れており(猿橋より多い)、ゴールデンウイークや夏休みは、この橋を渡るのに、30分待ちになる場合もあるとのこと。

橋の近くにある琵琶の滝。平家の落人がこの滝のところで昔日を懐かしんで琵琶を弾いたという伝説から名づけられた。



















下を流れているのは、祖谷川で深い渓谷を形成して最後は吉野川に注がれる。



















周りはちょうど紅葉が始まっている時期でした。


紅葉に染まり始めた祖谷渓谷。かずら橋まではバスがあるが、帰りのバスまで3時間程あるため、タクシーに尼崎から来たという若いご夫婦と、東京から一人旅という年配の方と4人で割り勘で乗りあって、付近を観光することができた。



どういうわけか、渓谷の途中の岩の上に小便小僧が居た。


ローカル色あふれる大歩危駅。
前方は四国の霊峰、剣山系

かずら橋の最寄り駅、JR土讃線 大歩危駅。結構乗降客も居て、特急も停車するが無人駅である。ここでは、徳島駅で「お徳」と勧められた特急乗り放題で乗り降り自由のフリー切符で無人駅でもスムーズに行くことができた。ここからかずら橋までバスで約30分。平日は1日3本の運行なので注意。

大歩危駅付近から見た大歩危峡。
ここから隣の小歩危駅まで美しい渓谷が続く。


[2011.01.10:受付]      

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