このページは、某財団法人に出向している時に(2000年2月)、 当時所属していたパソコン同好会のホームページ:「私の趣味紹介」 コーナー用に作ったものであり、今回その当時のままで再録した。 すべてを1枚のページに盛り込むという単純な構成としたため、写真 表示に時間がかかり過ぎるという欠点があるが、そのまま掲載した。 (← 《注》 これは公開当時の状況で、現在は問題なし。) (私の記念すべきホームページ作成第1号!!) |
I P C C ・ 機 械 B 部 門 ・ 生 活 機 器 G.
猪 早 逸 郎
私はこれまで主に海外出張した時や、アメリカ駐在時などの機会を見つけては、色々な
『ワインオープナー』 を少しずつ収集してきました。私が
『ワインオープナー』 を収集する時の基本原則は、
・開栓メカニズム的におもしろいものを集める
・デザイン的にバリエーションのあるものはあまり対象としない
ということにしています。
以下に私がこれまでに収集したいくつかの 『ワインオープナー』
を、適宜分類して紹介します。
気の合った仲間が集まって開くパーティ。
おいしくワインをいただくのに 『ワインオープナー』
も演出に欠かせないアイテムの一つ。
このページを参考にして、自分にあった使いやすい最適な
『ワインオープナー』 を探してください。
なおここに紹介した以外で、おもしろい 『ワインオープナー』
をお持ちの方は、是非 メール でご一報ください。
【 ワ イ ン オ ー プ ナ ー の 分 類 】
・下の分類をクリックすると、おのおのの詳しい説明個所にジャンプします。
● A1 : T字型
● A2 : T字型/アーミーナイフタイプ
● B1 : ソムリエナイフ
● C1 : ダブルアクション型/てこ式
● C2 : ダブルアクション型/ねじ式(木製)
● C3 : ダブルアクション型/ねじ式
● C4 : ダブルアクション型/ラチェット式
● D1 : スクリュープル型(シングルアクション)
● D2 : スクリュープル型(w/キャップシールカッター)
● E1 : はさみ型
● F1 : エアポンプ型
・これ以降の右側にある写真は、クリックすると拡大表示されます。
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● A1 : T字型
スクリューをコルクにねじ込んだあと、ひたすら力に頼って引き上げるもので、かなりの力を要する。慣れないとコルクを壊したり、中身をこぼしたりしてきれいに開栓できない場合がある。昔は酒屋さんでワインを買うと販促グッズとして無料で貰えた。
ちなみに私が初めて手にしたのはこのタイプで、独身時代に初めて妻の実家に遊びに行った時に白ワインと共に持参したという懐かしい思い出がある。(あの時のワインオープナーは、今頃どこに眠っているやら?)
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● A2 : T字型/アーミーナイフタイプ
上記A1をアーミーナイフに組み込んだもの。上の方が本場スイスで買った本物のアーミーナイフで、購入時にその場でネームを刻印してくれた。
下の方はアメリカ駐在時に通信販売で買ったもの。カタログで見た時はそっくりの外観で、名前刻印のサービスもついていたが、入手した現物は中国製で、やや作りが粗雑で色もごらんのようにややくすんでいる。
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● B1 : ソムリエナイフ
もともとソムリエが使用するためのもので、右端にある小さなナイフでキャップシール部分を切り取って、中央部のスクリューをコルクに差し込んだ後、左端のかぎ爪の段部をボトルの口にかけ、テコの原理で引き抜くという動作を何回か繰り返すもので、これ一本で一連のワインの開栓作業が行える。ただし、慣れないとなかなかうまく使えない。
ちなみに下の写真は、上側がドイツ製でステンレス製のもの。機能美に満ちており、いかにもドイツの道具という風格が感じられる。下側のは柄の部分にべっこうをあしらったもの。高級品はこのように柄の部分がアーチ型をしたものが多いように思う。これらの例のように柄の部分などを中心に工芸品の要素を含むものが多く、何万円もするものがあって別の意味でコレクターアイテムの対象となっている。
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● C1 : ダブルアクション型/テコ式
Cのダブルアクション型とは、コルクへのねじ込みと引き抜きの2動作ににそれぞれ別のメカが割り当てられているものを言う。
円筒部をビンの口にセットし、上部の丸い部分を持ってスクリューをコルクにねじ込んでゆくと、、サイド部の2本のレバーが自然に上がってゆくので、ほぼコルク全体にスクリューをねじ込み終わったらそのレバーを押し下げてテコの応用でスムーズにコルが引き抜けるもの。商品として一番多く市場に出回っており、デザイン的にバリエーションをつけやすいからと思われる。
中曽根元首相が当時サミットに参加したアメリカ・ゲティスバーグのホテルで購入したもので、上部の丸いところにアメリカ・ゲティスバーグの紋様がはめ込まれており、典型的なアメリカの観光みやげ品。ちなみにアメリカでは柄の部分に州の紋様などをはめ込んだスプーンを収集することもポピュラーです。
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● C2 : ダブルアクション型/ねじ式
同軸にセットされた上ハンドルと下ハンドルが独立しており、まず円筒部をビンの口にセットしてスクリューのついた上ハンドルをコルクにねじ込んでゆき、その後下ハンドルを上に巻き戻してネジの力によって上ハンドルと下ハンドルとをコルクと一緒に引き上げるもの。開栓は割合スムーズにでき、私は現在一番よく使用している。
これは新婚旅行でパリに行った時に、スーパーマーケットの家庭用品売り場で2個おそろいで買ったもの。これのみ材料が木製で、何となくやわらかい味わいがあって気に入っている。
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● C3 : ダブルアクション型/ねじ式
上記C2の上ハンドルと下ハンドルの働きを1つのメカでできるように工夫したもので、T字の交差部分を90度回転してスクリューのネジ部への固着度合いを切り替えて動作。この2つの動作をちゃんと切り替えるためにはちょっと頭をひねる必要があり、現物なしでの説明は難しい。
アメリカ・シカゴの有名家庭用品店で買ったものだが、よく見ると”Made
in JAPAN”との小さな刻印があった!!。
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● C4 : ダブルアクション型/ラチェット式
外形的にはB1のソムリエナイフに似ているが、ラチェットメカニズムを組み込んでおり、操作法はかなり複雑。私は購入した時にすぐには使えなかった。ただし開栓動作は、力をあまり必要とせず、スムーズ。ラチェット部分の右端部に簡単なキャップシールカッターが付いているが、あまりきれいには切れない。
これが一番最近に入手したもので、錦糸町駅前のデパートで購入。最近のワインブームのおかげで、こういったおもしろいワイングッズが日本でも簡単に手にはいるようになってきたことは喜ばしい。スペイン製で、Patent
Pending の表示あり。(どなたか検索業務でヒットしませんでしたか?)
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● D1 : スクリュープル型
Dのスクリュープル型は、上記Cのダブルアクション型と違って、ねじ込みと引き抜きの2動作を1つのメカでやってしまおうというもので、いわばシングルアクション型。
円筒部をビンの口にセットし、スクリューをコルクにあててハンドル部を回してねじ込み続けるだけで、コルクが自然に持ち上がってくるもの。最も失敗しにくく、初心者向けのおすすめ。
これはさらにハンドル部分に工夫があって、ハンドルが着脱式になっており、使用時は回しやすいようにT字となり、使用しないときは抜いてスクリュー部のカバーとなって、持ち運ぶときに安全かつコンパクトになる。イタリア製。
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● D2 : スクリュープル型/キャップシールカッター付
上記D1の変形版で、円筒部の途中にキャップシールカッターが付いており、カット用の舌部を押し込みながら回すと簡単にキャップシールが切れるように工夫されている。円筒部が長くてビンの口にすっぽりと入り込むので、コルクへのスクリュー部の差込みが正確かつ確実になされる。キャップシールのカットも含め、これがいちばん簡単、かつきれいに作業がができる。スイス製。
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● E1 : はさみ型
長さの違う舌片状の2本の細長い足部を、コルクとビンの隙間に差し入れ、コルクを挟み込んで引き上げるもの。アメリカで主に使用されている模様だが、慣れないとうまく使えない。私もまだ一度も試したことはない。
世界一の複写機メーカー・某X社出張の帰途に時間があったので、立ち寄った近くのワイナリーで見つけたもの。写真の様に鞘がついており、表面にワイナリー名と所在地が書いてあり観光みやげ用。
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● F1 : エアポンプ型
鞘をとって針部をコルクの下まで貫通させ、その後右側のポンプを押して空気を送り込み、送り込まれた空気の圧力で内部からコルクを押し上げるもの。
コルクが十分に湿っていることなど、保存状態がよくないと圧力でビンが破裂する恐れもありそうで、私はまだ一度も使ったことはない。
“Sharper Image”というアメリカの有名なバラエティストアで販売されていた。
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[2023.11.09: 追記] ・「開運なんでも鑑定団」(2023.11.07 放送(?)) |
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