な ん で も 写 真 館



「 竹田城 」
[写真&コメント:10期/管理人]       .

   ○○ 城シリ−ズ ○○

今週 “天空の城「竹田城跡」!但馬3つの桜めぐり” というWEBで見つけた日帰りの バスツアー に行ってきました。    (→ 同じツアーで行った「出石城」はこちらにアップ)
竹田城は日本のマチュ・ピチュと呼ばれて全国でも屈指の山城跡として有名であり、近江・穴太衆の手になると言われる野面積み石垣に囲まれた天空の城が雲海に包まれた写真が何とも印象的で、以前からぜひ機会を見つけて訪れたいと思っていました。

今回初めての日帰りバスツアーに参加してみたのですが、私の利用した近所の枚方市発でさえ4台ものバスが出ており、その人気の高さには驚くばかりでした。平日でしたので、我々のような定年後と思われる夫婦連れや、定年後と思われる男性グループや歴女・山ガールと思われる若い女性のグループに混じって、圧倒的多数を占めていたのが中年以降の(と思われる?)女性グループでした。バスの中をはじめとして、そのパワーにはただただ圧倒されました。

私は竹田城そのものが目的だったのですが、ツアー自体は但馬3つの桜めぐり(あと2つは夜久野と出石城)も謳っており、例年ならば桜を十分に満喫出来たのでしょうが、今年は天候の加減で全国的に桜の開花が数週間ほど早かったようで、近畿北部でかつ高地であることに一縷の望みをかけていましたが、残念ながら竹田城はあたり一面完璧に葉桜となっていました。何でも今年は鳥害のせいもあって例年の2割程度しか咲かなかったことも災いしたようです。

    ・全国屈指の山城遺構 国史跡「竹田城跡」 (朝来市のホームページから)

[ 撮影日:2013.04.17 (Wed.)]




雲海に浮かぶ竹田城 】                               (↑: click)
竹田城の写真といえば何と言ってもこの雲海ですが、季節的およびアングル的にも
当然見る事はできませんので、朝来市のホームページからベストショットを拝借
(朝来市ホームページからは竹田城のライブ映像も見ることができます。)




 
  安土城や姫路城と同じ穴太(あのう)積みによる見事な石垣が残り、平面構成の美しさは全国でも指折りと言われる城跡。
東西約100m、南北約400mの規模で、標高353.7mの古城山の山頂にあり、「虎臥城」とも呼ばれている。
(年間で2万人ほどだった観光客が、2014年には50万人を超える竹田城ブームとなった。)





(←: click)
[出典:まっぷる/城崎・天橋立・竹田城]


[2015/10/10:追記]




【竹田城:縄張り】                  (↑: click)

[竹田城跡の概要]
  JR播但線・竹田駅の西方、古城山(標高353.7m)の山頂部が竹田城(虎伏城)です。
  嘉吉年間(1441〜4)、守護大名の山名持豊(宗全)の有力家臣(国人)のひとり、太田垣の築いた城郭であります。そのころの竹田城は砦に近い小さなものであったでしょう。その後、文禄年間(1592〜5)から廃城になった慶長5年(1600)に近いころ、いまのような豪壮な石垣積みの城郭となりました。
  この石垣は、織田信長の安土城と同じ技術(穴太積み)を用いています。山城としての美しさとともに、その縄張り(平面構成)のみごとさは全国でも指おりの城郭といえましょう。
  竹田城の縄張りは、中央の最高峰を天守台とし、周囲に高見殿(本丸)、平殿、奥殿、花殿を配し、さらに鳥が双翼を広げたように、その南北の端をそれぞれ南千畳・北千畳としました。城の規模は南北約400m、東西約100mで、いまなお当時の偉容をほこっています。
[出典 : 現地駐車場の資料コーナーにて入手した資料]


【竹田城:復元イラスト】               (↑: click)
[出典 : 「山城歩き 徹底ガイド」(洋泉社MOOK/P43)]
     


バスは麓の駐車場までで、
そこから第2駐車場までは
マイクロバス/タクシー or 徒歩


【 竹田城散策のスタート地点となる山門 】
大手門入口までは、徒歩700m/約15分
傾斜のきついところもあり結構しんどかった



【 大手門に向かう登山道の案内板と石碑 】    (↑: click)




【 大手門に至る登山道から見上げる本丸 】
急峻な山肌のあちらこちらには
ツツジの花が咲いていた。



【 見付横の登り口 】
大手門に至る最初の関門である石段で、
やや崩れ気味でかつ急な為に登り辛い。


【 大手門(枡形虎口)の石垣 】
築城から既に500年以上過ぎた今も
崩れずに当時の面影を伝えている。

【 見付 】



【 北千畳 】
桜が咲いていれば...



【 北千畳側から二の丸〜本丸方面 】
左側に怖々石垣下を見ている人がいるが、
竹田城には危険防止用の柵等が一切ない。
景観第一としてこのままであって欲しい。  



三の丸 】


弐の門跡の石垣 】



【 二の丸側から本丸・天守台石垣を望む 】


本丸(高見殿)に登る坂道 】



【 本丸(高見殿)内から見る天守台 】
天守台に登るための階段が新たに設置されており、
この時はまるでラッシュアワー並みの混雑だった。
(現在は立ち入ることが出来なくなっている。)


天守台から南千畳方向を見下ろす 】


 
【 本丸(高見殿)から平殿に下りる石階段 】
大手門に登る階段と同じようにかなり急峻で
一段の高さも高いため皆さん難渋していた。

 


天守台から南千畳〜南二の丸方面を見下ろす 】




【 南二の丸から本丸〜北千畳方面 】


【 南千畳側から本丸〜北千畳方面 】


【 南二の丸から南千畳へ 】

 
南千畳から南二の丸石垣を 】

 

南千畳側から見る天守台〜北千畳方面 】
左手前の石段を下ると、新たに設置された
一方通行の下山道に至る。




JR竹田駅を望む 】
JR竹田駅から急傾斜の登山道を辿れば
800mを徒歩で約40分かかるそうです。


【 新たに設置された下山道
大手門入り口に向かう登山道に 
南千畳から直接下りる道ができて
混雑緩和に役立っていた。




《参考》 竹田城跡ルートマップ
                      [出典:朝来市ホームページ]

                                          (↑: click)


《付録》 “但馬3つの桜めぐり”: 残りの2ヶ所

【 夜久野の八重紅しだれ桜並木 】
かろうじて5分咲きでした。


  
【 出石城の八重桜 】
左側のソメイヨシノは完全に葉のみになっており、
中央部の八重桜が何とか花を保っていました。



[2013.04.20:受付]  

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